ご存知ですか、この本。
去年NHKでドラマ化されたので、ご存知の方も多いかもしれませんね。
私がこの本に出会ったのが2年前。
ちょうどメルカリを始めた時期でもあります。
この本がもう私にはもう衝撃的でした。
作者であるゆるりまいさんは、仙台にお住まいでいわゆる「汚部屋」出身です。
本の内容は、ものを捨てられないご家族との戦いだったり、3.11の東北大震災で被災経験についてだったりします。
特に考えさせられたのが、被災された時のお話です。
もので埋め尽くされた家から抜け出すことは大変で、溢れたものがどんどん上から降ってくることで凶器にすらなりうる、というお話は教訓になりました。
また避難した後に、家から必要なものだけ持ち出しに行くという場面があるのですが、避難に必要なものがなかなか見つからなくて大変だったそうです。
普段からものがたくさんありすぎるから管理しきれてない、ものの置き場所が決まってないからいざ必要な時に必要なものが見つからない。
「こんなに家に物があるのに、いざというときにほとんど役に立たなかったのである」という一文はとても納得させされました。ただでさえ被災して大変な時に、必要なものがみつからないなんてストレスこの上ないですよね。
物を減らす=部屋が片付く。すっきりする
という単純なものだけでなく
物を減らす=防災
という考えを私にもたらしてくれました。
そして余震がある中、家から「必要最低限」のものだけ持ち出した際、持ってきたものは今までの1/10にも満たない荷物を見ておかあさまがポツリと呟いた一言。
「本当に必要なものってこれだけなんだ・・・」
そうなんですよねー。
生活に必要な物ってなんて少ないんだろう。そしてうちの家にはなんでこんなにいろんなものがあるんだろう。
すごく考えさせられました。
そしてゆるりさんにならって物を捨て始めました。
・・始めたのはいいですが、なかなか捨てられない!!